若手研究者の方々へ

更新日：2024年10月29日

国立天文台プロジェクト研究員

自然科学研究機構国立天文台では、若手研究者の登竜門として、大学共同利用機関のプロジェクト等に貢献する研究業務を経験すると同時に、自律した研究も行うプロジェクト研究員という職員採用制度を設けています。 JASMINE プロジェクトでは宇宙望遠鏡開発 (望遠鏡･赤外線カメラ) および、位置天文データ解析アルゴリズム･ソフトウエアの開発といった分野で、天文学をリードする若手研究者を募集しています。

国立天文台プロジェクト研究員の概要は｢プロジェクト研究員 (一般公募) | 国立天文台｣を参照してください。

研究テーマ

2024 年に募集した国立天文台プロジェクト研究員の研究テーマは以下のとおりです。

研究テーマ名	研究内容
赤外線天文衛星 JASMINE にむけた星像解析技術の開発	JASMINE は近赤外線での高精度測光･位置測定をおこなう天文衛星ミッションである。観測データから最高の精度で物理量を推定するためには、観測データが生成されるプロセスを再現可能なモデルが必要になる。本テーマでは恒星が検出器面につくる像を再現するモデルを構成し、高精度で測光･位置測定をおこなう技術を確立する。シミュレーション、あるいは他の赤外線観測装置で得られたデータをもちいた検証も目指す。開発は JASMINE チームの担当メンバーと協力して実施する。必要に応じて JAXA 宇宙科学研究所のメンバーとも協力する。応募書類にはプロジェクトへの貢献について具体的に記載すること。受け入れ教員: 大澤亮 (ryou.ohsawa_at_nao.ac.jp)
JASMINE 観測装置およびその搭載機器の開発検討	赤外線天文衛星JASMINEは、銀河中心核バルジの星の位置と運動の高精度測定により、天の川銀河の力学進化を探求する計画です。そのためには構造的・熱的に安定した観測装置が必要で、現在、望遠鏡とカメラを含む全系について、光学的・熱的・構造的な設計検討が進んでいます。また、国立天文台が開発した国産赤外線撮像センサの宇宙用化とともに、その駆動エレクトロニクスの開発検討も進められています。本研究テーマでは、以下に示す装置開発項目のいずれかもしくは複数において、メーカー等とも共同して、各種装置設計や装置評価法の検討を推進すること、もしくは、装置開発に関する各種基礎実験を推進することを実施していただきます。望遠鏡の光学系を主とした開発検討望遠鏡の熱構造を主とした開発検討カメラのエレクトロニクスを主とした開発検討検出器冷却系を含むカメラ熱構造の開発検討その他、衛星搭載観測装置としての開発検討応募書類には、希望する開発検討項目の明示し、それらの項目に如何に貢献できるかを具体的に記載すること。受け入れ教員: 鹿野良平 (ryohei.kano_at_nao.ac.jp)

研究テーマ名

研究内容

赤外線天文衛星 JASMINE にむけた星像解析技術の開発

JASMINE は近赤外線での高精度測光･位置測定をおこなう天文衛星ミッションである。観測データから最高の精度で物理量を推定するためには、観測データが生成されるプロセスを再現可能なモデルが必要になる。本テーマでは恒星が検出器面につくる像を再現するモデルを構成し、高精度で測光･位置測定をおこなう技術を確立する。シミュレーション、あるいは他の赤外線観測装置で得られたデータをもちいた検証も目指す。開発は JASMINE チームの担当メンバーと協力して実施する。必要に応じて JAXA 宇宙科学研究所のメンバーとも協力する。

応募書類にはプロジェクトへの貢献について具体的に記載すること。

受け入れ教員: 大澤亮 (ryou.ohsawa_at_nao.ac.jp)

JASMINE 観測装置およびその搭載機器の開発検討

赤外線天文衛星JASMINEは、銀河中心核バルジの星の位置と運動の高精度測定により、天の川銀河の力学進化を探求する計画です。そのためには構造的・熱的に安定した観測装置が必要で、現在、望遠鏡とカメラを含む全系について、光学的・熱的・構造的な設計検討が進んでいます。また、国立天文台が開発した国産赤外線撮像センサの宇宙用化とともに、その駆動エレクトロニクスの開発検討も進められています。本研究テーマでは、以下に示す装置開発項目のいずれかもしくは複数において、メーカー等とも共同して、各種装置設計や装置評価法の検討を推進すること、もしくは、装置開発に関する各種基礎実験を推進することを実施していただきます。

望遠鏡の光学系を主とした開発検討
望遠鏡の熱構造を主とした開発検討
カメラのエレクトロニクスを主とした開発検討
検出器冷却系を含むカメラ熱構造の開発検討
その他、衛星搭載観測装置としての開発検討

応募書類には、希望する開発検討項目の明示し、それらの項目に如何に貢献できるかを具体的に記載すること。

受け入れ教員: 鹿野良平 (ryohei.kano_at_nao.ac.jp)

〆め切り: 2024 年 9 月 25 日 12:00 (日本時間)
応募方法: 必要書類を応募用ウェブサイトにアップロード (公募要項を参照)
国立天文台プロジェクト研究員公募要項 (2024 年度, pdf)
各プロジェクトの研究テーマ一覧 (2024 年度公募, pdf)

過去の研究テーマについては以下のリンク先を参照してください。

これまでの研究テーマ

採用実績

宮川浩平 (2022 年度)
Pau Ramos (2023 年度)

JASMINE 共同科学研究事業に伴う特任研究員公募

JASMINE 共同科学研究事業とは、JASMINE の位置天文観測データを活かした銀河中心領域に関する科学研究を大きく発展させ、科学的成果創出につながる予備的な研究を推進していただくことを目的とした事業です。本事業に採択された研究テーマを強力に推進するための特任研究員が公募されます。採用された特任研究員は採択課題の PI と協力して銀河系中心領域に関わる研究に従事していただきます。また、JASMINE のサイエンスワークショップである JASMINE Consortium Meeting の SOC として運営に関わっていただきます。

特任研究員　募集要項
- 研究課題「JASMINE 観測領域に存在するミラ型変光星の研究(PI：東京大学・松永氏)」の特任研究員
- 〆め切り： 2024年11月15日 15:00(日本時間)
- ~~〆め切り： 2024年10月25日 15:00(日本時間)~~

(参考) JASMINE 共同科学研究事業　採択課題一覧

ISAS/JAXA 宇宙航空プロジェクト研究員

宇宙航空研究開発機構 (JAXA) では宇宙航空プロジェクトの推進を担う若手研究員を育成するため、宇宙航空プロジェクト研究員を募集しています。 JASMINE プロジェクトに関係する研究テーマも毎年募集されています。採用された研究員は ISAS/JAXA の JASMINE チーム、および国立天文台の JASMINE プロジェクトのメンバーと協力して JASMINE の開発研究に携わっていただきます。将来の宇宙科学ミッションを担う若手研究者としての活躍を期待しています。

宇宙航空プロジェクト研究員採用 (宇宙科学研究所)

これまでの研究テーマ

JASMINE プロジェクトに関係する研究テーマを以下にリストします。

これまでの採用実績

笠木結 (2023 年)